NHKドラマ「舟を編む」で、日本語学者/松本朋佑(柴田恭兵)先生の「言葉には悪い言葉はない」の一言。言葉は相手に自分の心を伝えたくて生まれたのだから悪い言葉は一つもないはずなのだが・・・。長い年月を経て、罵倒・嫌みなどなど、悪意のこもった言葉が生まれてた。
特に日本社会は心の病に対して理解度が低すぎる。それ故、医師など限られた人には話せるが、他の人達にはなかなか話すことは出来ない。家族や親族、自分の事、仕事や状況など大まかに伝えたり濁すことしかできない。騙している訳ではないが、世の中がまだ自分と違う他人を本当の意味で受け入れていないからだ。
何でも正直に話すことだけが症状改善の方法ではない。日常生活において、患者自身も支える人も言いたくないことは言わなくてもいいし、一般の人々も自分の事を秘密にするのは普通の行動である。正直に話すことだけが良い事ではない。
心の病は目には見えない病気
人によって症状はそれぞれ、原因もそれぞれ、だから対応もそれぞれ。
苦しければ苦しいほど辛ければ辛いほど、言葉にできない。
対処方法は沢山あるが、人によって症状によって違ってくる。
だからこそ第三者の力(医療)が必要になってくる。
周りにいる人は、
・無理にいろんな話を聞き出さない。質問攻めにしない事。
・眼を合わせ過ぎないようにする。時々、目線を外す事。
・愚痴でもくだらない話でも「そう・うんうん・ふ~ん」否定せず肯定せず、オウム返しも含めただただ聞き手になる事。
脳は正しい思考力を停止することで自分自身を守ろうとしている。それが他人を攻撃することに繋がる場合もある。何気ない会話でも、攻撃されている否定されていると感じ爆発(他人を攻撃)する事があるので、会話は気をつけないといけません。他人の話を聴けるようになるまで、周りの人は根気よく対応しなければなりません。
他人から見ると、話が通じなかったり・考えが子供過ぎるとか・理解不能だったり・くだらない内容だなと感じることもあるでしょう。けれども黙って聞いてあげて下さい。吐き出す事が大切なんです、必要なんですよ。くだらない内容のもっともっと奥底に人には言えない内容が隠れている。吐き出すことは、奥底にあるものと向き合う為に必要なことなのです。
あなたへ
体中に充満した苦しく辛い感情を吐き出そうと興奮状態に陥ることがある。普段から喜怒哀楽を表現し、自然の中で大声を出したり、すっきりするストレス発散は心を癒す効果があります。自身を守る為にどんな小さなことでも放出してくださいね。蓄積された心の傷の中で、話の出来る小さくくだらない事から一杯吐き出してください。放出し続けて下さいね。少しずつ心も軽くなり癒され良い方向に進めるでしょう。
ちょっと嫌なことがあったら、愚痴っていいんですよ。全然、悪い事ではありませんよ。
愚痴はただの愚痴、ゴミですからどんどん外に出しましょう。
愚痴を知り合いに話すことは避けましょう。「私の話をみんなが知っていて嫌われてるかもしれない」とか「自分の考えていることをみんなが知っている」とか、妄想に陥ってしまうからです。誰もいないカラオケボックスとか、信頼できる人とか、愚痴専用電話とか、心が安らぐ安心できる場所や人と話をするのがよいでしょう。
※愚痴をこぼしていると、たまたま聞こえた人が相手の人に伝えたりしますが、絶対にやめて下さい。愚痴は、どうでもいいと思っている人がほとんどです。わざわざ他人の関係性を壊す行為はしないで下さい。悩みを打ち消すのには、本人が相手と向き合うことです。ただ、愚痴話を聞いてあげましょう。※
正常な人には理解できない考え方や症状がある。悩みを抱え、幻覚や幻聴の症状が出る前に通院しよう。勇気を出して早めの症状改善に努めよう。貴方を守り助けられるのは貴方だけなのだと解って欲しい。
カウンセラーと病院の使い分け
前にも話したが、カウンセラーは医療ではない。個人事業主であり料金も個人の査定や能力次第で自由に決められます。モチベーションアップなどには良きツールです。が、しかし、夜眠れない・食欲がない・イライラする・頭の中が真っ白で何も手につかない・いつも出来ていることが出来ないなど、何かしら症状があるならば診療をお勧めします。
いきなり精神科はと戸惑う方は、「総合診療科」はいかがでしょうか。症状によっては体の異変の可能性もありますし、相談診察してもらうのも良いでしょう。「総合診療科」は設置されていない病院もありますので、まずは電話で確認予約の上、診察してもらえば自身の安心にも繋がります。
それでも尚ハードルが高いという方は、電話やSNSでの相談はいかがでしょうか。相手が見えないので詐欺など心配事は様々だが、公共事業なので安心ですよ。対応についてのクチコミは多種多様千差万別ですが、良かったという方もいらっしゃいます。このようなところを活用するのもありですね。
※厚生労働省⇒いのちの電話
ここなら、話の内容が外に漏れたり身元が知られる心配もないですね。
かなり前の話(10年以上前)ですが、週1くらいの電話ボランティアがしたいと思い調べたことがあります。ボランティアを希望する本人が研修費用を支払い進むといった内容でした。
お話はちょっと無理という方は、SNS相談もあります。
※厚生労働省⇒SNS相談
特定非営利活動法人 自〇対策支援センターライフリンク
団体ホームページURL:https://www.lifelink.or.jp/
- 相談時間
- LINEからの相談
- WEBからの相談
- HP
特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
団体ホームページURL:https://www.npo-tms.or.jp/
- 相談時間
- LINE
- チャット
- ホームページ
他人に迷惑を掛けなければ
エー!!といった、非常識人でいいんじゃないか。
右に倣えは日本の伝統だが、別に同じじゃなくてもいいんじゃないか。
自分のやりたい事と他人のやりたいことは違う。
こう考えているだろうとか
勝手に他人の気持ちを決めつけるのは相手にストレスを与える行為。人はそれぞれ別々の人間であり、考え方も価値観も違う。だからこそ溝が入る前に誠実な会話や対応が必要なのです。あなたは、大切な人と真正面から向き合っていますか。
自刹者世界第一位の日本。いつ何が起こるかわからない。個性的な自分を大切にする社会になって欲しい。






